涼しくておいしい!夏のグリーンカーテン
昨今の猛暑、本当に厳しいですよね。
外に出るのもためらわれるような暑さの中、やはり一番気になるのが「電気代」。
エアコンをつけないわけにはいかないけれど、少しでも効率よく部屋を冷やしたい……。そんな悩みを持つ方も多いはずです。
日除けのシェードやすだれも良いですが、ただ日差しを遮るだけじゃもったいない!ついでにおいしい野菜も収穫できたら、最高の一石二鳥じゃありませんか?
筆者も趣味で園芸をしていますが、 自分で育てた野菜が食卓に並ぶ時、本当の贅沢を感じます。
家計も助かって窓辺も涼やか。そんな暮らしのアイデアをご紹介しますね。
【この記事でわかること】
- グリーンカーテンになる育てやすい野菜4選
- 100均アイテムでもそろう、必要な園芸グッズ一覧
- 使い終わった土を再生させる「カルスNCR」の使い方
100均でも十分使える園芸グッズ。節約しながら失敗を防ぐ3つのポイント
100均も賢く活用!必要最低限の道具リスト
家庭菜園をはじめるには色々と必要になるものがありますが、100均でも十分なものもあります。
プランター: 食べられる野菜を育てるならできるだけ深型(20〜30リットル以上)がオススメです。100均でもある程度のものが手に入りますが、しっかりした野菜を育てるにはホームセンターの深いプランターをオススメします。
園芸ネット: 100均のネットで十分です。窓のサイズに合わせて選びましょう。
支柱: ネットを固定するために必要です。これも100円ショップのもので十分でした。
培養土: 培養土はホームセンターなどで買うほうがコスパがいいかもしれません。
園芸ネット、支柱は100均でも十分いいものが売っています。プランター、・培養土は100均の物では小さいので、場合によってホームセンターで買ったほうがいいかもしれません。
「重さ」への対策は万全に!
植物がぐんぐん育って実がなると、グリーンカーテンは想像以上の重さになります。
「このくらいで大丈夫だろう」と思っても、強風でネットがあおられたり支柱が倒れてしまうこともあります。
固定する場所の強度はバッチリでしょうか?
サッシに傷をつけたくない場合は、すだれ掛けフックを上手に活用して安定感を高めてみてくださいね。
苗から育てるとより簡単になります!
種から育てるのも楽しいですが、園芸に慣れていない場合は「苗」から始めるのが断然オススメです。
ホームセンターなどの苗売り場で、元気そうながっしりしたものを選びましょう。
最近は「病気に強い」とラベルに書かれた接木苗(つぎきなえ)も多いので、少しだけお値段は張りますが、失敗のリスクを減らすにはとても実用的ですよ。
涼しくて収穫が楽しみに!おすすめの「食べられる」4選
とっても丈夫な「ゴーヤ」

- 育てやすさ: ★★★★★
- 日除け効果: ★★★★★
- 節約度: ★★★★☆
植え付け時期: 温暖地なら5月上旬、寒冷地なら6月
グリーンカーテンの王道といえば、やっぱりゴーヤですよね。
病害虫に強くグングン育つ生命力は、まさに「グリーンカーテンの王様」と言っても過言ではありません。
「ゴーヤの苦味が苦手」という方もいるかもしれませんが、食べる前に塩もみしてあげると苦味がやわらぎ、食べやすくなります。
種まきは4月から5月に行います。
ゴーヤの種は発芽しにくいので、苗を購入して育てるのも良いでしょう。その場合5月から6月が適しています。
鉢で育てる場合は深さが30cm以上の大きい物が良いとされています。
収穫は7月から9月頃。開花から20日ほどで収穫できます。
ゴーヤを立派なカーテンにするには「摘芯(てきしん)」をするといいでしょう。
親づるが本葉5〜6枚、またはネットの半分くらいまで伸びたら、思い切って先端を切ってしまいます。
そうすることで脇から「子づる」「孫づる」がたくさん伸びてきて、葉の密度がギュッと詰まったカーテンになります。

暑さに強く栄養満点!夏バテ予防に「ツルムラサキ」

- 育てやすさ: ★★★★★
- 日除け効果: ★★★★☆
- 節約度: ★★★★★
筆者イチオシの植物、夏の暑さに強く丈夫なツルムラサキです。
ツルムラサキのすごいところは、その圧倒的な生命力。
真夏の猛暑で他の植物がバテている時でも、ツヤツヤした分厚い緑の葉を広げ続けてくれます。
比較的害虫もつきにくいので、無農薬で育てたい方に特におすすめです。
収穫した葉はお浸しや炒め物に。

やや癖のある味ですが、サッとお湯でゆがくと少し粘りがあり、めかぶなどの海藻を食べているような美味しさがあります。筆者のオススメはポン酢をかけたおひたし。
丈夫で育てやすいツルムラサキですが、ゴーヤに比べると園芸ネットに絡みにくいので、麻紐や園芸クリップで適宜誘引をしてあげましょう。
採れたては最高の贅沢!「きゅうり」

- 育てやすさ: ★★★☆☆
- 日除け効果: ★★★☆☆
- 節約度: ★★★★★
「毎日サラダを食べる」という方に挑戦してほしいのがきゅうりです。
もぎたてのきゅうりをキンキンに冷やして食べる。これだけで、夏のごちそうになりますよ。
植え付け時期は5月頃で、収穫は6月から8月まで収穫が楽しめます。
きゅうりは25℃〜30℃で発芽します。そのため家庭菜園で春から植える場合は種からより、苗を購入し植えるほうが楽です。
きゅうりは他に紹介する植物に比べて、少し病気になりやすい面もあります。
特に「うどんこ病」という葉が白くなる病気に注意が必要です。
病気を防ぐために病気に強い品種選びや「接木苗(つぎきなえ)」を選ぶこと、風通しを良くして「うどんこ病」を予防する丁寧なケアが大切です。
ベランダを南国風に彩る「パッションフルーツ」

- 育てやすさ: ★★★☆☆
- 日除け効果: ★★★☆☆
- オシャレ度: ★★★★★
パッションフルーツは花がユニークで美しい植物です。
「実用性も大事だけど、見た目のオシャレさも捨てがたい」という方にはパッションフルーツをオススメします。
パッションフルーツは4月から5月頃に植え付けます。
よく根をはる性質があるので、30cm以上の深さのある大きいプランターや鉢を選と良いでしょう。
日当たりが良い場所と水はけの良い土を好み、実は7月頃から9月頃まで楽しめます。
筆者も一度育てたことがありますが、人工受粉や追肥もせずにほうっておいたからか、ひとつも実がつかなかったという思い出があります。
花だけでなくパッションフルーツの実も楽しみたい方は、人工受粉や肥料管理をしっかり行ったほうがいいでしょう。
パッションフルーツの実はホワイトリカーなどに漬け込むととてもおいしいですよ。
カーテンを綺麗に長く持たせるためには
水やりのタイミングは「朝の涼しい時間」に
夏のプランターは、私たちが想像する以上に熱を持っています。
日が昇ってから水をあげると、土の中の温度が上がって根を傷めてしまうこともあります。
「朝一番に、たっぷりのお水をあげる」 これを毎日のルーティンにしてみてください。 植物もシャキッとして、涼しい風をお部屋に運んでくれますよ。
「追肥(ついひ)」で収穫量をバッチリ確保
食べられるグリーンカーテンは、実を作るためにたくさんの栄養を使います。
「最近、実の成りが悪くなったかな?」と思ったら、栄養不足のサインかもしれません。
2週間に一度くらいのペースで、液体肥料をあげたり、土にパラパラと固形肥料を混ぜてあげましょう。
この「ひと手間の継続」が、秋まで収穫を楽しむための大切なポイントです。
培養土の処分に困っていますか?土は再利用できます!
「グリーンカーテンは後片付けが大変そう……」 そんなイメージを持つ方も多いですよね。 でも、やり方次第で来年もっと楽に、安く始めることができます。
土は捨てずに「再生」させてみませんか?
使い終わった土、重いし処分に困りますよね。
多くの自治体では土をゴミとして出せないので、筆者も以前は処分にとても困っていました。
今は「カルスNCR」という微生物資材を使うことで、土は処分せずに、また来季に再利用できるようになりました。
カルスNC-Rを使った土の再利用方法
- プランターの土の上に野菜残渣をしき、米ぬか、カルスNCRを振りかける
- 土をその上にかける
- たっぷり水をあげて放置する
これで1〜3週間置くと微生物が野菜残渣を分解して、ふかふかの新しい土に蘇らせてくれます。
真夏で1週間、冬で3週間置くと、次の作物を植えても大丈夫です。
次に植える野菜も元気に育つことが多いので、カルスNC-R自体はやや割高ですが、新しい土や堆肥を買って運ぶ手間を考えると、筆者的にはコスパはいいかなと思っています。
グリーンカーテンで涼しくて豊かな夏を
自分で育てた野菜が、自分の手で作ったカーテンから収穫できる。
食卓に自分の育てた野菜が並ぶ。それってとっても贅沢なことですよね!
「難しそう」と迷っている方も、まずはゴーヤやツルムラサキ1苗からでも試してみませんか。
プランターとネット、そして培養土があれば、夏の楽しみがひとつ増えますよ。
電気代を節約しながら、おいしい野菜で元気もチャージ。
今年の夏は、ぜひお家の窓辺で「自分だけのグリーンカーテン」を育ててみてくださいね♪
